今回は、ある女性の「カリステニクスチャレンジ」の様子を紹介します。
目標はシンプル。壁なし倒立の保持と懸垂1回の達成。期間は2ヶ月です。
筋トレ経験はあるものの、倒立や懸垂は未経験という状態からのスタートでした。

◆ 壁なし倒立への道
まず結果から言うと――3秒以上の壁なし倒立に成功!
ストリートワークアウト国際検定では「3秒保持」が合格ラインとされています。
最初は壁ありでフォームを固めながら、少しずつ感覚を掴んでいきました。
倒立を安定させるための流れはざっくりこんな感じです。
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壁を使って体の軸を意識する
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各自の癖を分析して修正(反り腰・肩の詰まりなど)
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毎日数秒でも継続し、体の使い方を覚える
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安定してきたら壁なしへ
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受け身の練習で恐怖心を減らす
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手のひら・指先での微調整を練習
最後のほうは「指で支える」感覚が掴めてきて、安定感が一気に上がりました。
たとえ3秒でも、自力で静止できたときの達成感は格別です。

◆ 懸垂1回を達成するまで
懸垂も同様に、2ヶ月で「1回」を達成。
背中の筋トレ経験があっても、マシンと自重では使う筋肉の連動がまったく違います。
行ったステップは以下の通り。
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チューブ懸垂:チューブの反発力を使って補助しながら動作を覚える
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ネガティブ懸垂:上まで持ち上げて、4秒かけて下ろす(筋力を作る)
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ハーフ懸垂:可動域を半分にして小刻みに練習
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実戦練習:ぶら下がりから1回に挑戦。失敗も全部経験に
これを継続した結果、最終チェックでは「順手・逆手・パラレル」すべてで1回成功。
ここからが本当のスタートです。
◆ まとめ
倒立も懸垂も、共通して言えるのは「毎日触れること」。
1回でも成功すれば、自分の中の“可能性”が一気に広がります。
パフォーマンスを高めたい人は、ぜひ日常の中に少しずつカリステニクス要素を取り入れてみてください。
自分の体だけで、できることがどんどん増えていきます。
※この記録は、Speranza(大阪・南森町)のモニター企画で行われたトレーニング内容をもとに再構成しています。
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